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2011年11月14日 (月)

ミンダナオのプランギ河水力開発

【日刊 アジアのエネルギー最前線】ミンダナオのプランギ河水力開発
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm


アジアのエネルギー開発に関心を持つ足立隼夫です。TPPで国論沸騰,何が正しいのかよく判りませんが,私は,日本だけが鎖国状態で生きていこうとしたとき,少子化問題が決定的な阻害要因になることは明らかだと思うのです。中国や東南アジアの人々の助けを借りなければ,日本人は生きていけないと思ったりするのです。外国人の手を借りて生きる,とても我慢できない人も居るでしょうが,この数十年間で,状況は変わってきたと思うのです。

ツイッターでも,足立さん,TPPは殆どが米国との経済関係で,少子化問題とは関係ないですよ,とコメントを貰っているが,TPPが駄目なら他の方法で,国境の垣根を少しでも低くしておいた方がよいと思うのです。オランダに旅をしたときに思ったのですが,実際に労働をしているのは殆ど外国人で,オランダ人は優雅にお酒を飲みながら,晩餐会を楽しんでいたように思うのです。まあそうしたい,と思っているわけではありませんが。

例えば,「孤高のメス」,と言う映画を見ましたが,あのような神の手を持った外科医が日本人で,周りを固める助手や看護師さんは,外国人で固められる,と言うような世界になるのではないでしょうか。関税障壁を取っ払う,と言うことは,世界が分業体制に入る,と言うことだと,私は理解しています。もし,日本の短いお米に価値があるならば,それに特化した農業でやっていくしかない,分業するときに,多少の不具合は仕方がないと思うのです。

TPPは確かに,対中国同盟だと思います,そういう戦略性を包含した外交社会だから,TPPは必要だが,TPPの考え方だけでは,少子高齢化の日本を救うことは出来ないでしょう。TPPは対中同盟,と判っていても,日本の国民に説明することは難しい,国民もある程度は腹に収めてかからなければならないでしょう。TPPはしっかりと堅持しながら,中国との間で関税障壁を減らしてゆく努力,外交はとても,難しいですね。

今日は,フィリッピンのミンダナオのプランギ河を調べていて,思わぬコンテンツに行き当たりました。「大戦の果てに」,というタイトルのブログで,旧日本軍兵士が,終戦直前の動きを綴ったブログです。誰が書いたのかも判らないし,書いた多くの人がもう亡くなっておられるようです。終戦直前の6月ごろ,雨の中をプランギ河渡河作戦を強行した部隊の,赤裸々な記録です。下痢で貴重な正露丸を分け合いながら,マッチを濡らさないように河を渡る,

それもいつ米軍機が襲ってくるか判らない状態で,川幅100mの急流を,一本のロープに頼って河を渡る,一人が流されると何人かが一緒に犠牲になる,米軍指揮官であったアイケルバーガー中将が,日本軍は米軍の攻撃を受ける前に,自然の猛威の中で多くが犠牲になった,と言っている作戦です。その河で今,300MWの水力開発が進んでいる,おそらく多くの日本軍の遺骨を踏み台にして,仕事は進んでいるようです。


☆ フィリッピンのミンダナオ中部,プランギ河の開発で,300MWプランギ5水力

「プランギ河は日本の利根川にも匹敵する大河である」,と言う文章は,「大戦の果てに」,と言うタイトルでびっしりと綴られた,旧日本軍兵士の手で書かれたブログの一節である。少尉として12名の兵士の命を預かって,川幅100mを越す急流を,米軍の飛行機や迫撃砲の攻撃を避けながら,東へ渡河する,終戦直前の日本軍の決死隊,身分も明かされていないし,筆者がまだ存命なのか,それも明らかでない無名戦士たちのまさに墓碑銘である。

プランギ河の水力については,何度も我々の関連ニュースにも出てくるし,ミンダナオ島の電力を賄うアグスの発電所が華々しく報じられる中,ブランギ河がこれほどの大河とは,恥ずかしながら,私も知りませんでした。旧日本軍兵士の書かれたこのプランギ河の状況が,もっと私の現役の頃に読んでいたら,或いは私もこの河の開発を志したかも知れないと思っています。おそらく日本工営の方は,よくご存知の河なのでしょう。

グーグルマップで追っかけて見ると,上流にプランギ湖がありますが,等高線で見ると,標高300mに届かないように見えます。そこに現在,プランギ第4発電所,84MW機4台を備えた大規模な発電所があり,その下流は険しい峡谷が続き,第5発電所を,300MW規模で建設しようとしているようです。我々にもなじみの地元企業が進めており,4億ドル近くを必要とするようです。

JICAもおそらく調査に入った時期もあったはずだし,日本工営やJパワー,或いはニュージェックも,調査をしたのではないかと推測しています。関西電力がアグスの現地に入った時期もあり,ミンダナオ主要部をカバーするこのプランギー河は,皆さんの目にも留まっていることと思います。今のフィリッピンにとって,300MWの水力は大きいですよね。一度,下記の旧日本軍の墓碑銘に目を通してもらって,誰か考えてくれませんかね。
http://bit.ly/swDEGp


☆ 中国の学術会議が,三峡ダムの気候変動への影響はない

中国の学術会議が,三峡ダムの気候変動への影響はない,報告書を刊行,近年の渇水など中国大陸の気候へのダムの影響は限定的で,12マイル四方,渇水などは,海水の温度と青海省チベット地区の雪の影響が支配的と,また南水北調の影響についても論じている。私も,三峡ダムの規模については,河の大きさや流域面積から考えて,貯水池がそれ程大きな影響を持つとは考えていません。

100万平方kmと見られる流域面積から見ると,三峡ダムは流れ込み式に近い機能しかもって居ないと思います。しかし,局所的には大きな影響を与える,周辺地すべりとか,背水地域の流砂問題などは,決定的でしょう。中国大陸の渇水や洪水は,多分にヒマラヤの積雪に支配されている,むべなるかな,でしょう。これからのアジア大陸の水問題は,今後ヒマラヤがどう変化して行くか,焦点はそこに縛られると思います。


☆ インド,現在ムンドラUMPPを推進中のタタ電力は,石炭高騰で次期開発電源で決断迫られる

インド,現在ムンドラUMPPを推進中のタタ電力は,石炭高騰で次期開発電源で決断迫られる,現有3797MWに2017年には25000MWの構想だったが,インドネシアの石炭がトン120ドルに上がり,2006年入札のKWh4.52セントでは赤字続くと。このインドの入札方式,KWh当たりいくらで供給できるのか,という問題については,エスカレーション条項はないのかと疑われます。将来の問題も含めて入札せよ,と言うことなのでしょう。

おそらく入札時は,石炭価格はトン70ドル程度だったのではないでしょうか。今回の問題は,単にタタ電力だけの問題ではなく,IPPで入札方式をとってきたアジアの多くのプロジェクトで生じている問題だと思います。タタ電力は,契約の更改を迫るのではなく,今後の開発に影響してきますよ,とやわらかく政府に警告を発した形をとっているが,今後,10数箇所の大規模石炭火力UMPPの入札方式に,大きな影響を与えますね。


☆ 参考資料

○111114A Bhutan,kuenselonline.com
ブータンの南部に展開する合金鉄工場は,2016年のプナチャンチュ水力の完成を待っている
Ferroalloy plants waiting in line
http://bit.ly/tNa1UO
http://my.reset.jp/adachihayao/111114A01.jpg

●111114B Philippines, mindanews.com
フィリッピンのミンダナオ中部,プランギ河の開発で,300MWプランギ5水力
300-MW hydro power project in Bukidnon endorsed
http://bit.ly/uz7Xjz
http://my.reset.jp/adachihayao/111114B01.jpg
http://my.reset.jp/adachihayao/111114B02.jpg
http://my.reset.jp/adachihayao/111114B03.jpg
MALAYBALAY CITY,The 300-megawatt Pulangui V hydroelectric power project has been endorsed by the Northern Mindanao Regional Development Council (RDC) to the Department of Energy and other concerned agencies “for appropriate action,” documents submitted by the First Bukidnon Electric Cooperative (Fibeco) and Greenergy Development Corporation to the Sangguniang Panlalawigan here showed.National Commission on Indigenous Peoples,Department of Environment and Natural Resources, Environmental Management Bureau and the National Water Resources Board,Bukidnon and North Cotabato,Kibawe,Sanipon and Pinamula in Kibawe town,Ricarte Salapang, Fibeco board president and Engr. Cerael Donggay, Greenergy president and CEO,Vice Gov. Jose Ma. R. Zubiri Jr,Water Permit Application No. X-Buk-003-09,Pulangi River,proponent,Board member Alfeo Baguio, committee on environmental protection and natural resources chair,Engr. Jimmy Apostol, Bukidnon manager of the National Irrigation Administration,300 megawatts into the Mindanao grid, and 1,256 gigawatt hours of cheap renewable energy nationwide,by 2014,at US$348 million (PhP 9.396 billion),Pulangi V hydropower dam,Bukidnon

フィリッピンのミンダナオ中部,プランギ河の開発で,300MWプランギ5水力,地元委員会が承認,しかし条件があり,開発企業によるFS報告書,特に資金調達と経済性について説明を求める,中央政府関連は承認,総事業費は348百万ドル

●111114C China, nytimes.com
中国の学術会議が,三峡ダムの気候変動への影響はない
Chinese Study Says Dam Didn’t Affect Climate Change
http://nyti.ms/sCtDy9
http://my.reset.jp/adachihayao/111114C01.jpg
http://my.reset.jp/adachihayao/111114C02.jpg
A scientific study has found that the Three Gorges Dam, the world’s largest hydropower project, has not contributed to climate change, according to a report by Xinhua, the Chinese state news agency.Social Sciences Academic Press under the Chinese Academy of Social Sciences,limited to a 12-mile radius,ocean temperature,snow conditions at the Qinghai-Tibet Plateau,Dongting in Hunan Province and Poyang in Jiangxi Province,Green Book of Climate Change,South-North Water Diversion,cost $62 billion,Danjiangkou Reservoir in Hubei Province

中国の学術会議が,三峡ダムの気候変動への影響はない,報告書を刊行,近年の渇水など中国大陸の気候へのダムの影響は限定的で,12マイル四方,渇水などは,海水の温度と青海省チベット地区の雪の影響が支配的と,また南水北調の影響についても論じている

○111114D Philippines, mb.com.ph
フィリッピンのNPCの負債,1390億ペソの全般的な課金について,PSALMは態度決められず
PSALM Ambivalent On UC Withdrawal
http://bit.ly/uay05L

○111114E Philippines, mb.com.ph
フィリッピンのミンドロ島,ジョルビ企業による6.4MW発電所運転開始に期待集まる
Mindoro power plant starts operations
http://bit.ly/svy4Yv

●111114F India, economictimes.indiatimes.com
インド,現在ムンドラUMPPを推進中のタタ電力は,石炭高騰で次期開発電源で決断迫られる
Future investments depend on solution to Mundra issue: Tata Power
http://bit.ly/rO0WCP
http://my.reset.jp/adachihayao/111114F01.jpg
Tata Power's ambitious plan to generate 25,000 MW, with about Rs 1 lakh crore investment, will largely depend on sale price of electricity from its 4,000-MW Mundra project amid concerns that its costs could become commercially unviable due to higher price of coal.Mundra Ultra Mega Power Project,higher prices of coal,from Indonesia,Tata Power Managing Director Anil Sardana,go up by 60 to 65 paise from the present tariff,fixed at Rs 2.26 per unit,452,competitive bidding in 2006,current price of USD 120 per tonne,capacity of 3,797 MW,25,000 MW capacity by 2017,Rs 4-5 crore cost for 1 MW power generation,Indonesian Coal Price Regulation (ICPR),all sale contracts by September, 2011.Gujarat, Maharashtra, Punjab, Haryana and Rajasthan

インド,現在ムンドラUMPPを推進中のタタ電力は,石炭高騰で次期開発電源で決断迫られる,現有3797MWに2017年には25000MWの構想だったが,インドネシアの石炭がトン120ドルに上がり,2006年入札のKWh4.52セントでは赤字続くと

○111114G India, economictimes.indiatimes.com
インド国家送電公社PGCILは,巨大な電力損失を防ぐために知的送電網の採用を検討中
PowerGrid plans smart grid to trim T&D losses
http://bit.ly/tJ1QXz


○111114H Vietnam,english.vietnamnet.vn
ベトナムはセミナーを開催して,ラオスのメコン本流ダム開発について討論
Mekong River’s future hydropower studied
http://bit.ly/vK1DIm
http://my.reset.jp/adachihayao/111114G01.jpg

○111114I Cambodia, phnompenhpost.com
ラオスのメコン本流,サヤブリダムの報告書で,環境団体が偏見が混じっていると
Firm denies dam report bias
http://bit.ly/tnntoM

○送料わずか70円~で日本からお届け!楽天国際格安配送
http://bit.ly/cZSj1R
○旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://bit.ly/c42ZsV

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