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2011年9月27日 (火)

中国が南シナ海でフィリッピン非難

【日刊 アジアのエネルギー最前線】 中国が南シナ海でフィリッピン非難
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm


アジアのエネルギー開発に関心を持ち,かっての忙しかった現地調査に思いをはせながら,情報収集を続けている足立隼夫です。今週はこんなに好天が続くことになっていましたかね。それならそれで測量の準備をしたのに,と残念。近くのゴルフ場に電話をしたら,一杯だと言って断られた,本当に一杯なのかな,へたくそだから断られたのかな,疑心暗鬼。

今朝の新聞の紙面は,小沢疑惑の記事で一杯である。小沢さんが本当に悪いのかどうか,よく分からないが,政治の世界に入ってから一度も行政を行わずに,悪評と戦いながら政局ばかりをやっている小沢さんは,まさに国民の税金を自分のためだけに使っているのではないか。日本の政治の邪魔ばかりをしていると思う。小沢問題がなければ,日本の政治はもっともっと進化していただろう。小沢さんは一度でも内閣に入ったことがあるのか,と聞きたい。

福島の原発事故の直後から,これは原子力行政の責任で,国も東電とともに事故の責任を担いでいる,と簡単に政府も国民も納得したが,私は大きな違和感を感じたですね。国は,電力会社の方針を後追いしてきたのではなかったかと。電力会社は責任を持って,そのときそのときの技術の進展を見ながら,ベストミックスになるように電源を追っかけてきて,それを施設計画として政府に示し,政府がそれを追認してきた。

東電だけでは対策や補償に万全をきせないので,国も責任がある,と言う流れを創り上げたのではないか,と言う感じを持つ。昭和30年代のダム開発にしても,昭和40年代の原発開発にしても,いずれも電力が主導して,流れが作られてきた,と思うのです。補償に対する国の出費を反対するものではないが,余りに簡単に,事故があったその日に,菅内閣が,国の原子力政策の失敗である,と何の抵抗もなく発言したことは,いろいろな裏面を持つ。

昭和40年代に私たちが,アリスチャーマーのポンプ水車の技術開発を見ながら,純揚水計画を進めた,関西の系統としてそれが最適であると分析したからだ。当時の通産省は,残存水力をそのままにして揚水に突っ込むことに反対であった,それでも揚水が必要との理論の上に,多くの揚水を開発したのは,電力会社そのものの判断であった。おそらく原子力も,そういう流れで開発に入ったのではないか。

米国で原子力開発が始まった頃に,燃料をウランで行くかトリュームで行くかの議論があったと聞く。米国の決定は,原子爆弾のためのプルトニュームを派生するウラン燃料が時代の要請であったわけで,このような場面では,おそらく国の政策が決めたのであろうが,その後で米国技術を取り入れた日本には,ウランかトリュームか,と言うような国策的な議論はなかったと思うが,どうですかね。


☆ フィリッピンの南シナ海の提案,紛争地域外での探査開始,中国の機関紙が社説で非難

フィリッピンが中国のいない席で,ASEAN諸国に,海洋資源探査の提案をしたことに対して,中国政府がその機関紙の中で,激しくフィリッピンを非難した。問題の解決を二国間で,と提案する中国は,ASEANをグループで非難することを避けて,フィリッピンとベトナムを個別に攻撃したわけである。ASEANの皆さんは悪くはないのだが,フィリッピンが悪いのだ,と言う論法である。アキノ大統領がわざわざ野田首相と会談したことも,油に火をつけた。

また,ベトナムがわざわざインド企業を南シナ海の原油探査に巻き込んだことも,中国を刺激した。全く関係のない大国,中国に言わせれば,それは,日本であり,米国であり,インドである,と言うわけだ。また面白い一節は,ASEANと言っても,ラオスとカンボジアが参加していないではないか,フィリッピンの言うように,ASEANが結束して中国に叛旗を翻しているわけではない,と言う,なるほど,カンボジアとラオスは,中国に足を向けて寝られない。

米国のエネルギー情報機関による推定では,伸び行くアジア経済が必要としているエネルギーは,原油換算で年2.7%で伸びて,現在の日量1,480万バレルから2030年には日量2,980万バレルに伸びる。これに対して,南シナ海のうち南沙諸島だけで,9,000万立方mの天然ガスと4億4,000万バレルの資源を包蔵しているとされている。中国が2000年前の実績を持ち出して,強硬に領有権を主張し始めたのは,この資源が明らかになってからである。

南沙諸島の領有権で,中国が人民日報などで主張しているのは,まさに紀元前の残された文献などの記述を引用している。だから,決着をつけようとして論争してみても,どうなるものでもない。国境未確定地域の現状を見ても,実効支配,と言うことが意味を持つ。例えば今から中国が実効支配の事実を突きつけようとするならば,実際に軍隊を島に上げることになるが,そのときに国際社会が反応できるような体制が必要なのだろう。

ただ,これからの世界の資源の取引はどうなってゆくのであろうか。石油危機の前は,多国籍企業であるメジャーが一手に開発を行い,日本などはこれを買い取って発展したわけであるが,石油危機以降は産油国が一定のロイヤリティを確保するようになった。例えば南沙諸島がフィリッピンの手に落ちた場合,フィリッピンが世界の企業に開発を委託し,そこから取引が始まる。今と同じプロセスだが,そうなると領有権は,単なる国の面子の問題と言うことか。


☆ 参考資料

●110927A Philippines, mindanews.com
フィリッピンの南シナ海の提案,紛争地域外での探査開始,中国の機関紙が社説で非難
Beijing chides Philippines for leading an ASEAN front against China
http://bit.ly/qS9ni7
Beijing on Monday chided the Philippines for its attempt to create a “united front” among other members of the Association of Southeast Asian Nations (ASEAN), particularly claimants in the West Philippine Sea (South China Sea), against China.Philippine proposal to create a Joint Marine Peace Park will not prosper.Cambodia and Laos,search and rescue, oil spill preparedness, marine scientific research and other conservation projects in the non-disputed areas,U-shape nine-dash line demarcation,Philippines and Vietnam,other non-claimants and superpower countries such as the United States, Japan and recently India to the issue,Philippine President Benigno S. C. Aquino III meeting with Japanese Prime Minister Yoshihiko Noda,US Energy Information Administration,developing Asian economies will rise annually by 2.7 percent from 14.8 million barrels per day to around 29.8 million by 2030,Spratly Islands alone is estimated to have 90 million cubic meters of natural gas and 440 million barrels of oils.

フィリッピンの南シナ海の提案,紛争地域外での探査開始,中国の機関紙が社説で非難,2国間で解決すべき問題を,他国を呼び込んで対応しようとしている,カンボジアとラオスは賛成していない,関係ない有力国,米国,日本,更にはインドまで巻き込む行動は許せない

●110927B Myanmar, dailytimes.com.pk
ミャンマー政府は本来,東部国境地帯に住む武装した少数民族を国軍編入で考えてきた
Myanmar military guilty of rape: HRW
http://bit.ly/mRsl6W
Human rights activists are reporting an increased incidence of rape against Kachin women in areas of recent military attacks by government forces in northern Myanmar.Kachin Women’s Association of Thailand (KWAT),17-year ceasefire with the Kachin Independence Army KIA),More than 25,000 people are now believed displaced by fighting in Kachin alone. Border Guard Force (BGF),energy resources such as hydropower dam sites, set to be built to supply neighbouring China with electricity.further into Shan, Karen and Kachin areas,report in 2008, Crimes Against Humanity in Eastern Myanmar,ceasefire areas of Mon and Chin State and now Kachin State,They want to wipe out our ethnic group and force us to become Buddhists like them, speak like them and become one of them,

ミャンマー政府は本来,東部国境地帯に住む武装した少数民族を国軍編入で考えてきたが,特に中国企業の進めるダムに対する2万人以上の移住に反対して,彼らは国軍の進入に抵抗,規律のない国軍兵士の住民への暴行など,タイに拠点を置く人権グループが訴追している


○110927 「新原子力大綱」の議論再開=1年後めどに策定へ―原子力委
http://on.wsj.com/qjZKkt
「新原子力大綱」の議論再開=1年後めどに策定へ―原子力委,約1万件の意見を分析したところ、原発に関しては「直ちに廃止し再生可能エネルギーなどに転換すべきだ」との意見が67%を占め、「段階的廃止」と合わせると98%が将来の廃止を求めた。 

○110927 エネルギー政策見直し議論、10月3日開始 経産相発表
http://s.nikkei.com/pPVy4Z
エネルギー政策見直し議論、10月3日開始 経産相発表,「これまでの原子力政策に批判的な人の数を増やし、バランスの取れた議論ができるよう選定した」と述べた。審議はインターネット中継を実施するなどして公開し、政府のエネルギー・環境会議とも連携する。

○110927 エネルギーを問う,もたれ合う官と民 曖昧な責任、混迷に拍車
http://s.nikkei.com/quuX7c
エネルギーを問う,もたれ合う官と民 曖昧な責任、混迷に拍車,背景にあったのは電力の反対に加えて、原油など資源価格の高騰と、重みを増した温暖化対策だ。「発送電分離を引っ込め、原発を運営する電力と手を組む道を選んだ」(同省幹部)http://s.nikkei.com/quuX7c

○110927 敵か味方か――アフリカと中国は真のパートナーになれるか
http://nifty.jp/mXfIjs
敵か味方か――アフリカと中国は真のパートナーになれるか,「彼らのやり方は“オール・バイ・チャイニーズ”、中国政府が中国企業を進出させ、そこに中国人をも派遣させる。我々ローカル市民の出る幕がない」――アフリカ人の不満はこんなところでも高まっている。


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