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2011年9月26日 (月)

ミャンマーの民主化は進むとの見方

【日刊 アジアのエネルギー最前線】 ミャンマーの民主化は進むとの見方
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm


アジアのエネルギー開発に関心を寄せて35年,今でも東南アジアなどの彼方に思いをはせながら,情報収集を行っている足立隼夫です。先ほど小沢さんの秘書に有罪判決 (執行猶予) が出て,大騒ぎになっています。取調べの調書は採用されなかったが,裁判所の判断は,概略,調書の筋書きに沿った,と言う判決のよう。日本の政治にとっては邪魔になる案件,早く政治に熱中してほしい。小沢さんはその政治生命の中,裁判以外やっていないのでは。

野田さんは国連への旅から帰国しましたが,日本では余りはっきりと明言できない問題も,海外なら言いやすいのでしょうか。原発については,最高に安全な原発を日本が造り出す,この上に立って,原発輸出は既定路線,のようなニュアンスで伝わってきます。その方針に沿えるようなきれいな後始末を,福島第一にお願いしたい。住民にはずいぶん迷惑をかけたけれど,この学習効果は立派に生かしてほしいと思う。

経済産業省の古賀さんを,民主党は守る人なく,彼はお役所を離れることに決まったようです。経済産業省が電力の地域独占に固執している,とよく書かれているけれど,省の内部には古賀さんも含めて,電力改革の必要を熱心に説く官僚もいると聞いています。最初に来るのは発送電分離の言葉で,みんなの党の江田さんなんかは,送電網を切り離して売却し,それを原発事故の補償に使え,と言うような発言をしています。

私は,送電会社はおそらく売れないと思いますね。電力の中で煩雑で手間と維持費がかかり,なかなか利益を生み出さないのが送電網だから,発送電分離と言うのは送電線を売るのが目的ではなくて,電源の自由競争を促すためのアイディアであり,それを実現するためには,送電線を分離すると同時に,個々の発電所を細かく売却する,電源の寡占をそのままにしておいては,自由競争は実現しない。そこまでやる覚悟は今の日本にはないと思いますね。

電力はあくまで目的ではなくて,産業を支える手段だから,自由競争だ,と言って今のシステムを軽々しくぶっ壊してしまっては,後悔することになる。家の中で炊事をしようとして水を使おうとしたら,水道会社が再編で揉めていて水が来ない,では何のための電力改革か,と言うことになる。どうしてもぶっ壊す必要があるならば,少なくとも送電網はまとめて国有化すべきで,そこに将来の電源構想の責任も持たせるべきでしょう。

経済産業省は,再生可能エネルギー開発のうち,地熱発電に重点を置くかのような予算要求をするようですね。どうして地熱に重点を置くのか,ちょっと分かりにくいですね,風力も太陽光も主力電源とはなりえない,と言うことの裏返しですかね,或いは何か強烈なロビー活動はあったのか,私には少し唐突に聞こえる。原発の生き残りまでの時間稼ぎならば,理解できないことはない。中国の,風力は国内で使う,太陽光は機器輸出に重点,明確ですね。


☆ ミャンマーの民主化,テインセイン新大統領は,前政権の傀儡と見られてきたが,変化の兆しがある

世界の誰もが,今年はじめのミャンマーの民主化は,軍事政権の見せ掛けで,新任のテインセイン大統領は,タンシュエ将軍などの操り人形,と見てきた。それがここにきて,見方が少し変わってきたことに気づく。私たちも,大きな期待は抱けないまでも,ソオリソロリと静かにでもよいから,国際社会に受け入れられるようなミャンマーに変わっていってほしい,と願ってきた。最近の話題は,カチン族の叛乱だったが,今日は長文で観測記事が出た。

概要だが,ミャンマーの民主化,テインセイン新大統領は,前政権の傀儡と見られてきたが,変化の兆しがある,EUや米国も代表が訪問した結果では,大統領そのものが大きく踏み出そうとしている,と報告されている,大統領とスーチー女史の対話も進行,経済開発も顕著であると。一つは,ASEANとの関係正常化を巡るミャンマー側の行動であり,他の一面は,中国一辺倒ではなく,タイ,インド,韓国などとの経済交流の活発化である。

私が見るところ,本格的な民主化への障害があるとすれば,旧政権内部の腐敗との関連である。ミャンマーがそろりと民主化に動き始めたのは,タンシュエ将軍を筆頭とした軍事政権の主要な人物の訴追を免れることである。例えば急激に,民衆の力で政府が転覆した場合は,殆どの国で旧政権の首脳が訴追され,極端な場合は処刑されるケースも多い。民主主義国家でも,例えばフィリッピなどは,実にきわどい政権交代である。

テインセイン大統領はこの点に最も気を使い,タンシュエ将軍などの訴追問題が起こらないように,実に慎重に改革を進めている。スーチー女史と盛んに会って,急激な変革が起こらないよう努めているのがよく分かる。スーチーさんをして,「大統領との対談は,温泉に入っているように心地よかった」,とまで言わせている。もし激しい変革が起こったならば,タンシュエ将軍以下,国民による厳しい処断が待っていたことだろう。

もうひとつの一面は,西欧の制裁中を狙って集中的に投資をつぎ込んできた一部の外国資本,特に中国資本の行く先だろう。中国資本は最近,リビアで苦い経験をしてきたので,特にミャンマーの新しい政権の民主化のプロセスには,厳しい監視を続けている。中国に言われたくないが,正常に民主化を進めるよう,テインセイン大統領に迫っている,スーチーさんなら,中国資本の駆逐,も言いかねない状況である。

軍事政権の間に経済的に大きな行動をしてきたのは,中国とタイであり,これに韓国やインドが迫る。昨年1年の外国資金の投資は200億ドルで,102億ドルが原油ガス,83億ドルが電力である。国別には,中国が77.5億ドル,香港が57.9億ドル,韓国が26.7億ドル,タイが21.4億ドル,英国が8億ドル,シンガポールが2.26億ドルで,もともと親日国であるはずのミャンマーに対して,日本企業は10指にも入っていない,制裁のせいではある。

中国は西南部の港の整備と沖合いガス田,これを昆明につなぐパイプライン,その間に点在する水力地点のダム建設である。タイはヤナダガス田からのガス輸入と,最近大きくい取り上げられている南東部のダウエイ深海港開発と経済特区の開発で,日本企業も協力している。また,静かに進行しているのは,ラメシュ大臣が自身で踏査した南部,カラダン河沿いの陸路,インド北東部へのアクセス,将来は,バングラデシュを経ないパイプラインを見ている。

もうひとつのミャンマー開発上の問題点は,東北部国境沿いの少数民族のグループの動きで,さすがに中国も,新しい政権がこの問題をどのように処理するか,注意深く見守っている。北東部,カチン州のミトソネダムの中国企業による開発は,カチン族の排除で強硬手段に出ているミャンマー軍の去就が注目される。スーチーさんがダムに反対しているが,彼女はもう少し慎重に動くべきだろう。さて,日本企業はこの縄跳びの輪に,どのように入るか。


☆ 参考資料

●110926A Myanmar, todayonline.com
ミャンマーの民主化,テインセイン新大統領は,前政権の傀儡と見られてきたが,変化の兆しがある
Winds of change pick up in Myanmar
http://bit.ly/rs5CCq
There are expectations, hopes that tentative steps at reform will grow into firmer strides,When former Prime Minister Thein Sein was elected President of Myanmar earlier this year, observers saw him as a puppet of the old regime. EU Humanitarian Aid Commissioner Kristalina Georgieva,Mr Derek Mitchell, US Special Representative and Policy Coordinator for Myanmar,Ms Suu Kyi herself has confirmed that there is a sense of Spring in the air."I believe we have reached a point where there is opportunity for change."Mr Derek Tonkin, the former British Ambassador to Thailand and Vietnam and current CEO of non-profit Network Myanmar,ECONOMIC AWAKENING,US$20 billion (S$26 billion) in foreign investment in the past year alone,US$10.2 billion was in the oil and gas sector,US$8.3 billion in electric power,US$1.4 billion in mining,US$66.3 million in manufacturing,China with US$7.75 billion, Hong Kong with US$5.79 billion, South Korea with US$2.67 billion, Thailand with US$2.14 billion, Britain with US$799 million and Singapore with US$226 million,China has also started work on a deepwater seaport and oil terminal on Ramree Island on the west coast of Myanmar.The US$110 million Kaladan project will connect Myanmar's western coast with India's land-locked north-eastern states,upgrading Sittwe port and developing a 225km-long waterway between Sittwe and Setpyitpyin in Myanmar along the Kaladan River,Myanmar and Thailand have signed a framework agreement on building a massive deep seaport in Dawei in the south of Myanmar,

ミャンマーの民主化,テインセイン新大統領は,前政権の傀儡と見られてきたが,変化の兆しがある,EUや米国も代表が訪問した結果では,大統領そのものが大きく踏み出そうとしている,と報告されている,大統領とスーチー女史の対話も進行,経済開発も顕著である

●110926B India, deccanherald.com
インドのルピー,ユーロ危機の影響を受けて大きく下げており,特に原油の輸入に大きな影響
Falling rupee adds fuel to India’s crisis
http://bit.ly/nQkZYe
Investors’ flight to dollar, due to Europe’s financial crisis, has sharply depreciated the Indian rupee. It is unclear where it will stop, writes Suresh Nandi,Negative impact,It leads to high inflation, as India imports around 70 per cent of its crude oil requirement

インドのルピー,ユーロ危機の影響を受けて大きく下げており,特に原油の輸入に大きな影響,先週のルピーは対米ドル50ルピーを一時超えたが,最終的に49.9ルピーで,需要の70%を輸入に頼る原油は大きな影響を受けており,インフレを懸念して国内価格抑制

●110926C Pakistan, khaleejtimes.com
インドが建設中のニールム川の分流を行う330MWキシャンガンガ水力で,国際調停が中止命令
ICA stops Indian work on?Kishanganga project
http://bit.ly/nbEUMg
The International Court of Arbitration (ICA) has directed India to stop construction of Kishanganga Hydropower Project which it says is in violation of the 1960 Indus Water Treaty.diverting the flow of the river Neelam and violating Indus Water Treaty (IWT), dam site at Gurez,15 per cent water share,Neelum-Jhelum hydro-electricity project with Chinese help

インドが建設中のニールム川の分流を行う330MWキシャンガンガ水力で,国際調停が中止命令,インダス河上流のニールム川の水を流域外のウラー湖へ分水するもので,裁判所側は,パキスタンの主張する工事中止命令をとりあえず発出,今後現地調査などが行われる


○110926 「ベトナムの経営環境悪化」 商工会議所会頭が年後半見通し
http://s.nikkei.com/nvSTF8
「ベトナムの経営環境悪化」 商工会議所会頭が年後半見通し,人員削減などリストラに踏み切った企業は全体の8割を超えた。「インフレにより原材料価格が上昇。電気代やガソリン代の引き上げも業績低迷に影響している」という。「年末まで苦しい状態が続く」

○110926 サービス業で巨大商談会 中国、産業構造転換へ布石
http://s.nikkei.com/r3aHDq
サービス業で巨大商談会 中国、産業構造転換へ布石,李克強副首相は22日、サービス業の発展計画編成会議を招集。「現代物流、設計コンサルティング、電子取引、健康サービスなど新業態を育てたい」と力説した。カジを切ったのは、中央だけではない。

○110926 中国が月面軍事基地を計画、「ラグランジュ点」支配の拠点に
http://bit.ly/pQFxMj
中国が月面軍事基地を計画、「ラグランジュ点」支配の拠点に,2020年には重量約60トンの宇宙モジュールが打ち上げられる可能性がある。「天宮一号」はカメラを搭載するか、もしくは小型衛星を発射する可能性が高いと見られている。中国の宇宙ステーションの概念は、宇宙での軍事作戦を想定して建設された旧ソ連の「ミール」とよく似ている。

○110926 チリで大規模停電、1000万人に影響…略奪も
http://nifty.jp/p77ds5
チリで大規模停電、1000万人に影響…略奪も,送電は約3時間で復旧したが、地下鉄が停止したり、信号が消えるなどして混乱が広がった。サンティアゴ郊外では、約200人が略奪目的でスーパーに殺到し、警官隊と衝突したという。停電の原因は送電網の障害の可能

○110925 カンボジアは増水中!
http://bit.ly/pL8HDs
カンボジアは増水中!いつもでしたら今頃はもう雨季の終わりかけですので、徐々に川の水位が下がってくる頃合なのですが、例年にない雨量、特にインドシナ半島の北部や中国雲南省あたりでいつもにまして雨が多いそうで、メコン河の水位がかなり上昇してしまい


○送料わずか70円~で日本からお届け!楽天国際格安配送
http://bit.ly/cZSj1R
○旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://bit.ly/c42ZsV

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