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2011年6月16日 (木)

ミャンマー正規軍と武装カチンの戦闘熾烈

【日刊 アジアのエネルギー最前線】ミャンマー正規軍と武装カチンの戦闘熾烈
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm


☆ 電源首長と電力会社,戦うだけでは困る,広域地域主権との調査をも必要

関西電力が15%節電要請で非難されているが,早い時期から問題は指摘されていたので,関西電力は日需給曲線の公開を検討しているのだろうか。東京電力がこれを公開したときは,私も東京電力に意見を申し上げた。需給曲線の公開は,住民との情報共有で非常に有益,ジャワ島などでも,まさに停電間近の時点で,住民の協力が得られたと見ている。我々から見ても,真夏の大阪の需給は,極めて刺激的になりそう。

結果的に見て,都道府県首長は微妙な立ち位置,福島の首長が東電社長の前で反っくり返っている写真を見て,あの首長は周辺の府県に対しての責任を感じているのだろうか,と不審に思う。電源府県の首長は,受け入れに際しての重要な責任の一端を担う意識があるはずだ。単に東京電力の前で反っくり返って見せるだけでは,世間は許さないだろう。近隣府県も含めて,住民の安全に本質的な責任を持っている。

大阪府の首長が,沖縄の普天間を救うために関空を差し出す,日本国民は安全保障の責任を平等に果たさなければならない,と言った時は,事実大いに感動した。沖縄県知事が,では視察に行かせて貰う,と申し出た途端,大阪の首長は,「ちょっと待って,神戸空港にして」,と言ったときは,大阪府民の私まで,ああ恥ずかしい,と思ってしまった。大阪湾に原子力発電所を持つ話も,これと同じ線上にある。見守っている。


☆ ミャンマーの武装カチン族と正規軍との戦闘熾烈,中国がどう出るか

今日の中国メディアの記事の中に,ベトナムとの領海問題で,中国はもうこれ以上我慢できない,と書かれていた。中国は国の主権は全体に妥協しない,南シナ海は,古来,中国領に決まっていると。事実,ベトナムと中国の間に武力衝突が起きる危険を孕んでいる。ベトナムはひとたまりもないだろうが,米国を初め,ASEAN諸国がこれを静観することはないだろう,その様にベトナムは見ている。

今,ミャンマーのカチン族の問題が起きている東北の国境線は,雲南省の省都昆明との距離が僅か400kmの地点である。このミャンマーの国境地点での少数民族の反乱は,中国がもっとも恐れている事態である。中国政権の中枢は,何度もミャンマーの軍事政権に対して,国境の治安を最優先事項として,要請してきた。この周辺には,間もなく完成するガスパイプラインの経過地があり,また中国企業が働くダムサイトがある。

今日の報道でも,カチン州のダム現場から中国人技術者4人が連れ去られ行方不明,と報じられている。中国にとっては極めて深刻である。元々中国が,少数民族を支援している,と言う話もあったぐらいで,微妙な話なのである,反乱軍は中国の言うことは聞くが,ミャンマーの中央政府には従わない,と言われてもいた。ミャンマー政府は焦っている,このまま反乱軍の行動を許していると,多額の投資を支える中国が,何を言うカ分からない。

今日の記事で私が注目したのは,カチン族の反乱の理由が,中国へ送電される目的で開発が進んでいるダムについてだからだ。8000人に余るカチン族に,家族50ドルを渡して出て行け,と命じている。行く先を指定していない,50ドルで自分で捜す必要がある。その昔,聞いた話だが,柵で囲った出口で,ダムの水が上がってきて逃げて来る住民に,500円札を渡して終わり,1960年代のジャワ島かな。

ここでダムを開発しているのは中国企業の大唐電力だが,単なる中央政府への反乱でなく,具体的なダム建設への抗議の武装蜂起だと書かれている。中国にとって,このミャンマー東北部は,今後のエネルギー戦略を進める上での核となる地域である。中国は海上でベトナムと直接対峙しているが,それを避けて,チベット,新疆,内モンゴルの他,北朝鮮,ラオス,カンボジア,ミャンマー,パキスタンを支配するのは,中国主権の問題となる


☆ 参考資料

●110616A Myanmar, ens-newswire.com
ミャンマーの武装カチン族と正規軍との戦闘熾烈
Fighting Erupts Over Chinese Hydropower Dams in Burma
http://bit.ly/mOsGdP
Scores of people have died over the past week and 2,000 refugees have fled to the China border in heavy fighting around large hydropower dams being built in Burma's northern Kachin state to provide power to China.,Sai Sai, coordinator of the Burma Rivers Network,Kachin Independence Organization, KIO,Dapein No. 1 and 2 dams, Dapein River, Datang Company,Myanmar Electric Power Enterprise,Myitsone, Irrawaddy River,Ta Pein River,Hp Yin Zhang (Yingjiang),Shweli 1 Dam in northern Shan State,Nong Pha Dam Site on the Salween River,Burma Rivers Network,Tasang Dam site on the Salween,Ywathit Dam site,Nay Pyi Taw,Upper Paunglaung Dam, 140 megawatts,Af Colenco,President Thein Sein,Kachin, Shan, Karenni, Mon, and Karen

ミャンマーの武装カチン族と正規軍との戦闘熾烈,中国企業が建設するミトソメダムなど,政府の強制排除に抗議,一部は中国側に逃げ込んでいる,昆明から僅か400kmの地点,中国政府が軍事政権にその治安確保を要請している,4人行方不明 http://bit.ly/mOsGdP

○110616B India, hydroworld.com
インドのジャムカシミール,3地点合計出力2,120MWを開発する合弁
New JV to construct hydropower projects in India
http://bit.ly/kvATEX
India hydro developer National Hydroelectric Power Corporation of India, Jammu & Kashmir State Power Development Corporation and PTC India have incorporated a joint venture company to develop three hydropower projects with a combined capacity of 2,120 MW in Jammu and Kashmir. 120-MW Sewa II hydropower project

インドのジャムカシミール,120MWセワ2水力など3地点合計出力2,120MWを開発するため,NHPC,ジャムカシミール開発公社,PTCなどが合弁を組んで開発を進めることを合意,チェナブ渓谷開発公社は既に協力している。 http://bit.ly/kvATEX

○110616C Nepal, thepeninsulaqatar.com
ネパールの900MWアッパーカルナリ水力,毛派が反対運動継続
Maoists renew attack on Indian firm
http://bit.ly/j8iLz5
Emboldened by government inaction three weeks after they burnt down Indian infrastructure and power major GMR Group’s office and site camp in western Nepal, the Maoists, the largest party in the ruling alliance, have renewed their strident propaganda against the Indian company. 900 MW Upper Karnali hydropower project

ネパールの900MWアッパーカルナリ水力,インド企業のGMRが推進しているが,政権を離れた毛派は,キャンプの焼き討ちなど反対運動で実力行使を続けているが,更に地元民と結びついて,反対運動はエスカレートしている http://bit.ly/j8iLz5

○送料わずか70円~で日本からお届け!楽天国際格安配送
http://bit.ly/cZSj1R
○旅行用品の大型ショップ旅の雑貨店
http://bit.ly/c42ZsV

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